中山間地域を中心に、ガソリンスタンドの閉鎖・撤退が増えつつあります。
人口減少による地域燃料市場の縮小と、高齢化によるニーズの縮小(自動車を運転しなくなるなど)で、先細ることが見えている上に、地下埋設タンクの更新などが新たな負担となっているためです。
それでも、地域からガソリンスタンドがなくなることで及ぶ影響は、高齢化が進んでいるからこそ大きいと思います。
10分、15分車で走ればガソリンスタンドはあるけど、そこに行けない人が増えてくる。さらに言えば、15分先まで走らせる燃料も、行き着いた先で買う燃料もすべてお金は地域外に流出していくことになります。
不便性も大きくなるし、経済性も外部に流出することになる。
他方、ガソリンスタンドを続けることの難しさもまたあります。
そんなことを、昨日はある中山間地域に位置する撤退が決定しているガソリンスタンドを住民で引き継ぐかどうかの検討会でお伝えしてきました。
こうした考え方のほか、アンケート調査の分析結果についてもお伝えしました。
今回のアンケート調査は、直接配布回収に歩いていただいた方のおかげできわめて高い回収率が達成できたので、現在の需要額や今後の予測についても、高い精度で報告できました。
今回の結果を踏まえて今後地元で協議されることになりますが、その結果のみならず協議の経過も詳しく知りたいところです。
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